酷い外反母趾を諦めていませんか
外反母趾は最初は気になっていた程度だったのが
いつの間にか酷くなり、気づいた時にはもう手遅れと言われる
状況になっている方が多くいます。
もちろん早く治すことが大事ですが、ではもう重症の人は改善しないのでしょうか
結論:重度の外反母趾でも改善は可能です
今回は2021年3月に当院にいらっしゃった男性の症例を報告します。
まずはこの写真をご覧ください
一般的に外反母趾は親指の角度が
15度~20度 軽傷
20度~40度 中程度
40度以上 重症
という分類になりますが。
この方は約47度 かなり重度の外反母趾です。
なぜこのような足になってしまったのか
まずこの方は50代男性、特にスポーツをやっていたわけではありません。
靴もスニーカーを履いていました。
ただ、仕事が倉庫作業がメインの仕事をされていて、仕事後にはよく赤くなっている
ことに気づいたのです。
それでも最初はちょっと腫れているなと思った程度でした。
その後も腫れて痛みが出ても、しばらくすると痛みは治まり特に気にしていませんでした。
しかしある日朝起きると激痛で立ち上がれず、仕事どころではありません。
整形外科に行っても湿布と痛み止めをもらうだけで何も解決されませんでした。
では仕事が原因なのでしょうか
この話を聞くと外反母趾は仕事が原因で出来たもの
と考える方が多いと思います。
しかしそれは答えとしては△です。
もし仕事が原因なら仕事を辞めたり休んだりすれば外反母趾は痛みもなく改善する
はずです。
しかし、そんなことはありません。
真の原因は歩き方
ではなぜここまで酷い外反母趾になったのでしょうか
それは仕事の時も普段の生活も常に悪い歩き方をしている他ありません。
足がここまで酷くなるには常に強い負荷がかかってないといけません。
仕事だけではここまでにはなっていないでしょう。
常に負荷が足にかかるということは日常で足を使う「歩く」
以外には考えられません。
歩き方を変えたその先に待っていたものは
ネット検索で当院を見つけて早速歩き方の改善に取り組みました。
実際に通った期間は2021年3月~2021年10月までの約半年
来院回数は12回です。10月以降は年1回の計測で訪れるのみです。
その結果2023年3月にはこうなりました。
どうですか?
ここまでになるためにやったことは歩き方を変えただけ
外反母趾には一切手を触れていません
テーピングも一切行っておりません
トレーニングも一切指導しておりません
サポーターも一切使っていません。
外反母趾に手を加える治し方はゴールがありません
私の外反母趾治療のモットーは
死ぬまで自分の足で歩かせること
です。外反母趾を治すことは最終目的ではありません。
外反母趾の改善は単なる通過点で死ぬ直前まで自分の足で歩ける可能性を1%でも上げることがゴールと考えています。
そこから逆算すると外反母趾の人が最期まで自分の足で歩けるかというと確率は低くなりますよね。
そこでもし外反母趾を私の技術で治してしまうと(そもそもそれは不可能ですが)
約半年の通院が終わった時点でそれ以上の改善はありません。通わなくなるのですからね。
ということは一生通い続ける事になります。
しかも歩くという生活習慣が引き起こす病気は、もちろん生活習慣を変えたわけでは
ないので治療が終わるとまた悪化してきます。こうなると治療に要した時間お金は
なんの為だったのかということになりますよね。
その点当院は歩行技術に焦点を当てているので一度習得した治し方は
死ぬまでその人のものです。当院では卒業後からさらに外反母趾が改善していき
同じ事を繰り返さないようにプログラムが組まれています。
最後に
いかがでしたか
外反母趾は使い方が原因なので使い方を変える以外の根本的な治療と言うのは
ありません。
ということは重度の外反母趾でも改善は可能なのです。
当院では足の計測から原因の説明まで誰でもご納得いただける
トライアルコースがりますので